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2019.03.21 介護の行方 4
No.183

介護の行方 4


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Photo by シルバ



幼い頃から 今で言う 家族に対するDV、そして

ここでは 言えない 思い。

心には トラウマと なるシコリが残っている。

そんな父が 1年と少し 家族を悩まし続けた末

今年の1月 特養に入所した。

在宅での 介護が無くなり 母は 少し楽になったが

キーパーソンである 私と 妹は 未だに 父に

呼びだされ 忙しい中 振り回される日々。

激しい 介護拒否は 大分無くなって来たが

毎日の様に あれを持って来い これを持って来い

と 介護士の方に 電話をかけさせ 仕事中も

何度も着信があり 履歴が埋まる。

私は 電話恐怖症の様になってしまった。

ストレスで 身体も心も ギリギリになる。

何かを 超えなければと 自分に言い聞かせる。


そう言う時は いろいろ重なるものだ

八方塞がり。出口が見えない。


しかし 出口を見つけて そこから 光を掴むのは

自分だ。


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Photo by シルバ



何かはわからない

自分の中で 何かが 変わった

今迄も 全力で 向き合っては来たが

そこに 愛は 無かった

父を愛せない事の 呪縛には 向き合えなかった


今日も ご飯を3日も食べないで 寿司を持って来てと

連絡が入る。 介護士の方を困らせている。

私は いろいろ用事があり 忙しかったが

お寿司と果物を沢山持って 特養に向かった

特養に 行く時は 、嫌で嫌で 更に、着いた途端 文句ばかり

言われるので 必ず 体調が悪くなるのだが

今回は 何かが 違った。

父は 私が行くと 初めて「ありがとう」と言った。

起き上がるのが辛いと言うので

持って行った お寿司を 口まで運び 食べさせてみた。

すると 「美味しい 美味しい」と 完食した。

介護士さんも ドン引きである。笑

初めて 話しを 黙って聞いているので

私は いろいろ話した。


母に 毎日タクシーで来いとか 言わない事。

贅沢いわないで 半分でもいいから 出された
食事を食べる事。

母や 私達に怒鳴らない事。

周りに感謝の気持ちを持っ事。

何時もなら そんな事言ったら 怒鳴り散らすのだが

今日は 頷きながら 黙って聞いている。

不思議である。


でも多分 父は 次の日には覚えていないだろう。

認知症では ないが 最近 記憶が曖昧になって来ているのだ。

でも いい。

それでもいい。

私は 初めて カチカチだった 気持ちが

溶けて行く様に感じたのだ。


多分何処かで 父を許したい

愛せたら どんなに 楽だろうと 思っていた。

今も 自分の 求めている それでは ないが

気持ちは 少し軽くなった。

長い年月の トラウマは 急には 消えない。

それでも 小さく自分の心が 変化し 向き合う事が

出来たのだ。


これからも 気持ち的には 苦しいだろうと思う。

でも 自分で何かを 少しずつ 変えて行けたらと思う。


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Photo by シルバ



何度も何度も訪れる困難は何の為だろう
長く先の見えないトンネルは
何時終わりが来るのだろう
それでも 歩いて行くのは 何故だろう
夜明け前の静かな空の下
地平線をなぞる光が
明日を歩き出す為の力をくれる
1人じゃない
やがて来る トンネルの終わりを
光を目指せ

(イラスト集最後のページより)




長いトンネルの中にいる 私の大切な人達に。

一緒にがんばろう。


長い文章、 お付き合い ありがとうございました
m(_ _)m








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